Sola Gratia

月下美人

昨晩(23日)、わが家で月下美人が咲きました。会員のKさんにいただいた鉢です。たくさん着いていた蕾がだんだん落ちて、残った三つが見事に咲きました。

普段は外に出してあるのですが、夕方五時ころ、なんだか膨らみ始めたみたいだと妻が言うので、家の中に鉢を運んで、鑑賞することにしました。食事している間に本当にぐんぐん開いてきて、テレビを見ながら待っている間に、目いっぱい開きました。名前のとおり、夜、真っ白な大きな花を開きました。十一時ころにはもう盛りを過ぎて勢いを失った感じです。この花は香りが高いと言われますが、残念ながらわが家のは匂いませんでした。ほとんど手入れしていないからでしょうか。今朝はもうぐったりと萎んでいます。

しかしこの萎んだ花、酢の物として食べられるというのです。今晩、妻にお願いして食べさせてもらおうと思います。

この花は、南米原産の、孔雀サボテンの仲間だそうですね。そして自家不和合といって、同じ株では実がならない。ところが、東南アジアや日本にあるのは、葉を挿し木して増やしたもので、遺伝的にはみな同じだから、違う株と掛け合わせたつもりでも、自家受粉したと同じことで実が成らない。しかし本来は赤い大きな実が着くものなのだそうです。

なんだか一夜の夢物語のような、はかない花でした。

追記

きのう(24日)の夕食に家族がそろったところで、月下美人の花を食べました。花びらだけでなく、葉から長く伸びた茎も酢の物にしてしてみました。ぬめりがあり、しこしこした歯ざわりがあったのが珍しかったです。あまり味はありませんで、別にうまくもまずくもなしというところです。特徴といえば、やはりぬめりでしょうね。

前日につづいて月下美人が夕食の話題となった次第です。


雑文検索

キーワード


© Sola Gratia. 高野牧師のホームページ.

powered by freo.