麦秋までまだ遠いのですが、日当たりの良い窓際で燕麦(猫草)が実っていたので、麦畑の絵を描いてもらうことにしました。
もう何が起こっても驚かないと思ったのですが、麦畑で一列になって麦の穂に噛みついているイエス派一行にはぎょっとしました。並ばないでばらばらに、と指示したところ、縦列はやめてくれましたが、並列になりました。並の字に惑わされたのでしょうか。
描き直しをお願いするたびに、なぜか持つ麦の穂が増えて、小脇に抱えるほどになりました。これでは安息日に収穫作業をしたと責められても仕方がありません。指示から麦を食べるという文言を外しました。それでも麦の束が消えず、空手で歩いていると指示を書き足すと、道着を着て空手を始めました。
そうこうしているうちに、一行の髭が徐々に濃くなっているのに気づきました。髭の勢揃いには圧を感じます。髭のない若者も女性も入れよう、どうせなら子どもも、と指示を加えて仕上がったのがこちらです。
背景に麦畑で働く人々が描き込まれてしまっていますが、これ以上粘ってAIのおせっかいが加わると困るので、終了しました。
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