昨年4月14日に多摩平に引っ越してきて、丸一年になりました。昨年は4月12日の日曜日までの繁忙期と13日以降では引越費用が10万円以上も違ったので、13日に梱包、14日に運送、搬入としました。玉突きの異動なので、各牧師は4月5日の復活祭は異動元の教会で祝い、引っ越しはその後にしようと打ち合わせたのです。次の12日の礼拝は引っ越し前だったので、わたしは池上教会から通いで守ったのでした。
年取っての転居は慣れるのに時間がかかるかと覚悟していましたが、わりとすんなりと新しい生活に入ることができました。土地柄がゆったりしていること、教会が落ち着いた雰囲気なのが、幸いしたのでしょう。
昨年引っ越してきたときには、当教会の隣りの日野自動車の寮にある桜の大木はすでに花の時期が終わってしまっていて残念でした。しかし、すぐ近くにある「多摩平の森」という名の四棟のアパート沿いある八重桜の大木の並木が花盛りで豪勢でした。それはとても印象的でした。今年も楽しみにしていますが、今年は少し遅い様子で、まだ咲きはじめです。また、隣りの桜の大木は昨年中に根元から切られてしまって、今年は木自体がありません。
なお、去年の引っ越し時に、前任のS先生から晴れた日には二階の居間から富士山が見えると聞いていましたが、入居した4月には、確かに晴れ渡った日には見えました。でも、くっきりとは見えませんでした。去年から今年にかけて冬は白い富士がはっきりと見えていましたが、3月の10日ごろから、それまでと違って毎日のようには見えなくなりました。そして、見えてもややぼんやりとしているのです。
過去一年見てきて、春の訪れとともに霞むのだと納得しました。霞む目安は啓蟄のころ、つまり3月6日ころから。または、日の出がだんだん早くなって、3月8日は6時20分でしたが、そのころからのようです。
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