今朝8時半ころだったと思うが、モーターの音がしている。小学校の枯れ葉を寄せているのだろうと思って構わずにいた。しかし、あまりに音が近いので外に出てみると、教会の右隣の桜の木の伐採が始まっていた。チェインソーの音だったのだ。
植木屋さんは、きょうは桜の木2本とヒマラヤ杉の2本を伐採すると言う。どれも大木で、立派なたたずまいの木だ。フェンスを越えて、教会側にはみ出した枝も上手に切って、教会側には落とさない。職人の業には感心する。トラックに積めるだけに切っては、どこかへ運んでゆく。これの繰り返しで、作業は4時半ころに終わっただろうか。
先日は左隣のフェンス沿いに植わる教会の木を深く剪定して、明るくなったが、きょうは右隣の敷地に植わっている大木が根元から切られたのだ。右隣は日野自動車の四階建ての大きな社員寮だった。いまは空き家になって、誰も住んでいないから良いものの、教会も二階の牧師住宅も目隠しが無くなって、丸見えになってしまった。落ち葉の心配はいらないし、日の光も妨げられないし、すっきりしたが、冬の空っ風、夏の日照りがもろに当たることになるだろう。
大きな切り株だけが、名残りをとどめている。伐採というのは剪定と違って植物の命を奪うことだという思いがして口惜しい。
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